「海外に進出して販路を拡大したい!」
そう考えていても、何から手をつけていいのか分からない。そんな人は多いのではないでしょうか。右も左も分からない海外で見込み客をどう探せばよいのか、仮にそれが見つかっても今度はどうやってアポイントを取ればよいのか…。
少しイメージしただけでも、言葉も文化も経済情勢も違う海外への進出は容易ではないことが分かります。
現地の生きた情報を得られる「海外視察」や、自社製品の売り込みやPRに最適な「海外展示会や見本市」への出展は、海外進出の貴重な足がかりとして、いま大いに注目されています。
現地に暮らす人々の本当のニーズや市場の温度感などは、書類やデータからだけではなかなか掴めません。遠く離れた地に赴き、実際に目で見て、手で触れて獲得するリアルな情報や、現地スタッフと直にやりとりすることで築く信頼関係などは、海外で成功するための貴重なカギとなります。
現地で開催されている展示会や見本市のタイミングにあわせて視察を実施すれば、より有効な情報が得やすくなります。
世界中で日々開催されている展示会・見本市は、販路拡大のためには最適な舞台といえるでしょう。
展示会や見本市への出展には、
など様々なメリットがあり、限られた期間で大きな成果を挙げることが可能なのです。
視察や展示会・見本市への出展が決まったら、早急に渡航準備を始めましょう。
視察旅行を専門に取り扱う旅行会社なら、現地を効率的に巡ることができる視察ツアーを募集していることもあります。オプションを組み合わせて、自社ならではの視察旅行にすることも可能です。
外務省 海外安全ホームページ(http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html)で、渡航先の情勢を確認します。治安状況はもちろん、風俗・文化・習慣の特色なども把握しておき、トラブルに巻き込まれないようにしましょう。
収入・収益が生じない視察や出張で渡航する際には商用目的ビザ(査証)を取得の必要があります(一部の国では免除)。収入・収益が生じる渡航では就労ビザが必要になります。
複数の都市を巡る場合は、効率的に移動できるプランを考えましょう。
展示会・見本市への出展や視察が決まったら、なるべく早くホテルを予約しましょう。開催期間中は会場周辺のホテルは軒並み満室になりますし、取れたとしても平常時の数倍の宿泊料になることもあります。あまり会場近くのエリアにこだわらず、少し離れたエリアの宿泊施設を利用するのも賢い選択です。